「ま、まだ起きてる・・・?」
「起きてる。」
「私より先に寝てたら殴るからね、起こすからね!?」
「だから起きてるっつってんだろうが!」






おや、どうしたんでしょうか?→































「あー・・・、なんか、もう、背後も怖い。私より先に寝ないでね。」
「とりあえずhoney、なんでこうなったか説明してもらおうか。」
「えーっと、小十郎が書物を持って「小十郎の部屋に行ったのか?」
「最後まで話を聞け。それで、その本が怖い逸話を集めたもの、というか百物語だったの。面白そうだから夢中で読んでたら寝れなくなって・・・。どうしようどうしよう、あ、そうだ政宗の部屋に行こう。ってノリだった。」
「Ha! もしかしなくてもhoneyはghostが怖いのかよ?」
「怖いに決まってるじゃんか!怖いから布団ずるずる引きずってまで此処まできたの!ドゥーユーアンダースタンド?」
「未来人の癖に発音悪ぃなァ。」
「英語の点数悪いんですぅ!」






幽霊が怖いらしいですよ→































「honey」
「何ー?」
「こっち来い。」
「こっちってどっち。」
「俺の布団の中。」
「・・・え、なんで。なんか怪しい雰囲気なんですけど、殿。」
「No problem. 明日戦じゃなけりゃ可愛がってやるんだがな。」
「・・・・・・・・・・・。」
「stop、引くな。布団ごと離れるな。」
「誰だって引くわバカ宗めが。」
「Good night,honey.」
「政宗様、お布団ご一緒させていただきますわ。」







一緒に寝るみたいですね→































「うわ、冷たっ!こんな低温で平気なの?」
「平気じゃねぇからお前が居るんだろうが。」
「なるほど、一人で寒かったんだね。」
「別の期待してたんなら今から「殿ー、キンタマキックって知ってますー?」
「sorry、jokeだjoke. だから構えてる足を元の位置に戻せ。」
「次言ったら使い物にならないようにしてやる。・・・にしても丁度良い体温だよ、私暑かったんだ。」
「(切り替え早・・・)そりゃ良かったな。利害の一致だ。」
「うん。でも先に寝ないでよ?」
「解ったから早く寝ろ。お前の怖がりで寝不足なんてシャレになんねぇんだよ、Do you understand?」
「くっ・・・!私の発音が悪すぎると言いたいのか・・・!」






兎に角二人とも落ち着いたみたいです→































「・・・お休み、政宗。」
「ああ。」




翌朝




「政宗様、朝食のご用意が、・・・・・・・・・・・政宗様!?何なさってるんですか!?
「・・・小十郎か。朝からうるせぇぞ。」
「うるさいではありません!な、何故殿が!?」
「こじゅーろー・・・朝からうっさい・・・。」
「うるさいではありません!!貴女も何故政宗様の部屋に居るのですか!」
「何故?何故って、」
「そりゃ、」



「「利害の一致?」」



「利害の一致?ではありませんッ!!嫁入り前の娘が殿方の部屋になど・・・!ああ、胃が痛い・・・!」
「だってよ。honey、小十郎の胃の為に俺の正室になれよ。」
「やだね。こじゅーろーの胃なんか知らないもん。我が身が一番可愛いの。」
「誰か、胃の薬を・・・!」






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面白おかしく幽霊怖い人を書いてみようとしたら面白くもおかしくもなくなったりしました。
ヒロさんがどうして小十郎でも成実でも無く殿の所なのかというと殿が好きだから?じゃないかなと。
小十郎の所に行けば子守唄でも歌ってもらえそうですね、あの低音で。伊達のおかん!




<<07.8.17>>

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